専修・各種学校について
ABOUT SCHOOL
専修学校とは
「職業教育」・「技術教育」を通じて、専門性の高い実務者を数多く輩出し、また、教養の向上を図り、豊かな人間性を持つ人材を育成することで、専修学校は幅広く社会の発展・充実に貢献しています。
1975年(昭和50年)7月に学校教育法(第7章の2、第82条の2〜11)の一部が改正され、専修学校制度が制定されてから35年が経過しました。今後も専修学校は、産業、教育等様々な場面で大きな成果が期待されています。
専修学校の制度
専修学校の大きな特徴のひとつに、就学年齢の幅の広さが挙げられます。入学資格の違いによって次のような3つの課程に分けられています。
① 専門課程
高等学校卒業程度の者を対象。この課程を置く学校は、「専門学校」と称することができる。
② 高等課程
中学校卒業程度の者を対象。この課程を置く学校は、「高等専修学校」と称することができる。
③ 一般課程
特に入学資格を定めないで教育を行う課程。これらの課程について、その特色をさらに紹介していきます。
専修学校3課程の特色と役割
専門課程
「専門学校」
専修学校全体の約9割(約63万人)はこの課程に学ぶ学生たちです。専門学校は社会生活に即応した、柔軟かつ実用的なカリキュラムをもって、より高度な専門的技術・技能の習得をめざし、高等教育機関として重要な一翼を担っています。
「専門士」の称号
① 修業年限2年以上であること
② 課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上であること
③ 試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること
「高度専門士」の称号
① 修業年限4年以上であること
② 課程の修了に必要な総授業時数が3,400時間以上であること
③ 体系的に教育課程が編成されていること
④ 試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること
高等課程
「高等専修学校」
専門的な技術などを、はじめて学ぶために必要な基礎学習に十分な配慮を加え、各分野ごとに座学と実習をバランスよく配しながら、職業人・教養人としての第1歩を歩み始めます。
一般課程
この課程は入学資格や年齢に関係なく、誰でも自由に専門的な知識・技術を学べるところに特色があります。今後の生涯学習社会へ向けて、さらに期待される課程であるといえます。
新たな枠組み「職業実践専門課程」について
~〈文部科学省〉令和3年度1,083校、3,154学科を認定~
①「職業実践専門課程」の目的
より実践的な職業教育の質の確保に組織的に取り組む専門課程を文部科学大臣が「職業実践専門課程」として認定して奨励することにより、専修学校専門課程における職業教育の水準の維持・向上を図ることを目的としている。
②「職業実践専門課程」の認定要件
-
修業年限が2年以上であること。
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専攻分野に関する企業、団体等(以下「企業等」という。)との連携体制を確保して、授業科目の開設その他の教育課程の編成を行っていること。
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企業等と連携して、実習、実技、実験又は演習の授業を行っていること。
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全課程の修了に必要な総授業時数が1,700単位時間以上又は総単位数が62単位以上であること。
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企業等と連携して、教員に対し、専攻分野における実務に関する研修を組織的に行っていること。
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学校教育法施行規則第189条において準用する同規則第67条に定める評価を行い、その結果を公表していること。
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前号の評価を行うに当たっては、当該専修学校の関係者として企業等の役員又は職員を参画させていること。
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企業等との連携及び協力の推進に資するため、企業等に対し、当該専修学校の教育活動その他の学校運営の状況に関する情報を提供していること。
③ 分野別認定状況(全国)
分野
学科数
工業
678
農業
14
医療
599
衛生
321
教育・社会福祉
280
分野
学科数
商業実務
540
服飾・家政
115
文化・教養
602
計
3,149
(資料内容は令和4年3月現在のものです。)
高等教育機関への進学率の推移
茨城県内専修学校の学校数・生徒数
区 分
令和2年度
令和3年度
増 減
専門課程
高等課程
生徒数 (人)
一般課程
計
7,909
543
311
8,763
8,081
548
304
8,933
(+)172
(+) 5
(-) 7
(+)170